「すべて完結」まだできないが
メタバース上でのショップ運営は、「お客様をどこまでサポートできるか」の追求に苦労しているようだ。現実の店舗なら、相談内容を受けて、実際に携帯電話やアクセサリーの購入まで手伝える。ただ現状、メタバース環境上では客との契約情報のやり取りまで行うのは難しい。
ZEPETO内ショップに来た客はクルーからの案内を受けた後、ワールド内に掲出のポスターをタップする。するとソフトバンクのオンラインショップに誘導する画面が出てくる。最終的にはウェブブラウザでショップを開き、そこで商品を購入する流れとなっている。
今はこのように案内・相談から実際の商品購入まで、全てZEPETO内で完結するわけではない。ユーザーの声も聴きながら、どのような接客の形が最適かを考えていくとのことだ。
ZEPETO内ショップの見どころを、土屋さんが2つ示した。ひとつは、公式クルーアバターとの会話を気軽に楽しめる点。もうひとつは「エンタメ要素」だ。
店内にはソフトバンクのキャラクターと撮影できるフォトゾーンがある。また、ZEPETOアプリには友達のアバターと動画を撮れる「ビデオブース」機能が備わっている。そこでは、ソフトバンクとコラボしたアイテムを用意。CMキャラクター「お父さん」と一緒に撮影ができる。