2022年8月24日夜から25日にかけて、通信障害が連発、トレンドには障害を起こしているサービスや「通信障害」のワードが並ぶ事態になった。
24日夜、KDDIで短時間の通信障害が起こると、一夜明けて朝にはマイクロソフトのチャット・オンライン会議ツール「Teams」が日本を含むアジア太平洋地域で不具合が発生。さらに、NTT西日本も通信障害を起こしたのだ。
「au」は夜21時台に45分間
障害を起こした企業は、それぞれ仕事には欠かせないツールや通信インフラを担っているため、困惑する人が多数発生した。
最初に起こった通信障害は、8月24日夜のau(KDDI)だ。ツイッターでは「au圏外」がトレンド入りをした。報告によると通信障害は、東日本エリアで21時13〜58分までの45分間発生。最大で延べ8万3000人に影響したという。
対象はau、UQ mobile、povo、au回線利用事業者の音声通話サービスで、原因は音声通話に関する設備の故障だ。切り離して回復したという。同社は、7月2〜5日にかけて長時間の通信障害が発生していた。
翌25日朝、NTT西日本で不具合が起きた。同社発表によると、発生したのは8時57分頃。「フレッツ光ネクスト」、「フレッツ光ライト」、「フレッツ光クロス」で、大阪府を除く関西地方、東海・北陸の一部を合わせた12府県でインターネット通信がつながりにくい状況になった。大阪府や中国地方などのサービス提供エリアでも、ネット通信の速度が低下していたという。原因はNTT西日本ビル内のインターネット関連設備の故障だとしている。なお、14時44分までに順次回復したと報告している。