陽性の職員が介護せざるを得ない
死者急増の一因は、高齢者施設でのクラスターの増加だ。日本テレビによると、今月1日から7日までの1週間に全国で発生したクラスターは1486件。過去最多を更新した。最も多かったのは、高齢者施設などの「福祉施設」の867件だ。
一例として読売新聞は8月17日、「『野戦病院のような』高齢者施設、療養21人のうち6人死亡...『入院させれば救えたはず』」という見出しで、沖縄中部の高齢者施設の窮状を伝えている。
系列の有料老人ホームを含めた入所者84人のうち59人が感染。中等症の24人を多目的スペースに集めたが、その後入院できたのは3人だけ。施設で療養していた21人のうち6人が亡くなった。
職員も55人のうち22人が感染。陽性の職員が入所者を介護せざるを得ない状況にもなったという。