「手足口病」急増でコロナ前以来の警報発令 手洗い疎かになっていないか

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   「手足口病」の患者が急増している。東京都福祉保健局の2022年8月4日付発表によると、都では患者報告数が警報基準を超えた。

   手足口病は、毎年夏に小児を中心に流行する感染症。口の中や手のひら、足の裏などにできる発疹(ほっしん)や水疱(すいほう)が主な症状で、発熱を伴う場合もある。

  • 新型コロナウイルス第7波のなかで手足口病が流行 (写真はイメージ)
    新型コロナウイルス第7波のなかで手足口病が流行 (写真はイメージ)
  • 新型コロナウイルス第7波のなかで手足口病が流行 (写真はイメージ)

前年同期比で「100倍」

   都発表によると、「小児科定点医療機関」から保健所に報告された手足口病の患者数が1定点あたり、1週間に5.0人を超えると警報開始となる。「警報レベルにある保健所の管内人口の合計が東京都全体人口の30%を超えると、都全体の警報」となるという。

   2022年第30週(7月25日~31日)の時点で、警報レベルに達した保健所は31か所中12か所だった。該当する保健所管内人口の割合は東京都全体の46.2%に達し、警報基準を超えたとのことだ。8月13日付東京新聞(電子版)によると、警報の発令は2019年7月以来。

   「東京都感染症情報センター」サイトによると、第31週(8月1日~7日)の手足口病発生数は1233人。21年第31週(8月2日~8日)では12人で、昨年よりも大幅に増えている。

   感染増は都にとどまらない。埼玉県では8月5日、神奈川県や広島県も8月12日に、それぞれ手足口病の流行により警報を発令している。

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