「iPhone 14」超最新情報 15%値上げも初期出荷は1億台の予想

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Proシリーズを大幅値上げか

   現時点でiPhone 14は5.4インチの「mini」モデルが消え、6.1インチの「iPhone14」「iPhone14 Pro」、6.7インチの「iPhone14 Max」「iPhone14 Pro Max」の計4機種の発売になることが確実視されている。

   クオ氏は今月、新iPhoneについて全体で15%値上げされると予想。ただし、値上げの中心はProシリーズで、最近の物価高も踏まえ、機能に大きなアップデートのない通常版の価格は据え置かれると示唆した。

   新iPhoneの仕様は既に多くのリークが出ている。主なものとしては、

・Proモデルのみ最新プロセッサー「A16 Bionic」が搭載され、標準モデルは昨年と同じA15のまま。
・Proモデルでノッチが廃止され、デュアルホールパンチカメラが採用される。
・Proモデルの背面カメラに4800万画素センサーの広角カメラが搭載。

などがある。新しい要素はProモデルに集中しており、価格・機能ともにハイエンドの「Pro」と通常版の立ち位置の差がさらに明確になりそうだ。アップルは、毎年最新機種を買うような熱心なファンは、値上げについてこられると見ているのだろう。

   世界の物価高が家計を直撃し、2022年はスマホの出荷台数が低迷している。調査会社のCounterpoint Researchによると、今年4~6月の中国スマホメーカーの出荷台数は軒並み2けた減となった。しかし「iPhone 14」の売れ行きについては強気な見方が多い。

   サプライヤーが集積する台湾のメディア「経済日報」は、初期の出荷台数が当初計画より5%上振れして9500万台になると報じた。

   ミンチー・クオ氏は、2022年後半のiPhone 14の出荷台数を1億台と予測。特に中国では強い動きを見せると分析している。同氏はまた、これまで先進国や中国よりも数か月遅れて新製品が投入されていたインド市場で、iPhone 14が中国と同時期に発売されるかもしれないと指摘した。iPhoneの組み立てを請け負う鴻海精密工業がインドに生産拠点を設立したことや、今後伸びる市場と期待されていることが背景にあるという。

【連載】浦上早苗の「試験に出ない中国事情」

浦上早苗
経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員。福岡市出身。近著に「新型コロナ VS 中国14億人」(小学館新書)。「中国」は大きすぎて、何をどう切り取っても「一面しか書いてない」と言われますが、そもそも一人で全俯瞰できる代物ではないのは重々承知の上で、中国と接点のある人たちが「ああ、分かる」と共感できるような「一面」「一片」を集めるよう心がけています。
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