「2階建て高気圧」で猛暑、「線状降水帯」で豪雨 日本の夏を襲う異常気象

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5日先までの予報を提供

   台風に関しても、新たな気象情報用語を耳にする。「台風に発達する熱帯低気圧の予報」だ。

   文字通り、台風になる可能性がある熱帯低気圧に関する情報だ。20年9月からは気象庁が、24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧について、それまでの1日先から、5日先までの予報に拡充したことで、よく聞くようになった。

   今回の台風8号では、まず8月10日朝10時20分、「熱帯低気圧が今後24時間以内に台風に発達する見込み」として発表された。熱帯低気圧の発生場所は、小笠原近海の北緯25度30分、東経140度20分。「1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は1008ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル」「72時間後の13日9時には伊豆諸島近海に達する見込み」というものだった。

   近年、台風になりそうな熱帯性低気圧については、気象庁の気象情報の収集力や解析精度が高まり、早めに具体的な情報が公表されるようになった。

   今回の熱帯性低気圧は、予報通り、近づくにつれて勢力が増大し、台風8号と名付けられた。

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