ばんそうこうの呼び方で、出身地がバレるかもしれない。
ニチバンは、ばんそうこう「ケアリーヴ」シリーズの発売25周年を記念し、ばんそうこうや傷に関する意識調査結果(対象は全国10~60代の男女2820人)を、2022年7月28日に公表した。これによると「ばんそうこう」の呼び方は、「ばんそうこう」と「バンドエイド」の大きく2派に分かれるが、地域差が見られるようだ。
北海道、富山、熊本の結果が異色
同調査によれば、静岡県を除いた東海地方と関西地方では、「バンドエイド」派が多数だ。
しかし、東北、北陸、中国・四国地方の多くでは両派に対して「カットバン」が拮抗、または多数派になっている県が見られた。一方、九州地方では、「リバテープ」派が他県に比べて多く、特に熊本県は70%と突出している。
また、北海道では「サビオ」が「ばんそうこう」に次いで35%と、他都府県には見られない結果になっている。富山県では「キズバン」が50%と半数を占めており、異色だ。
ニチバンのプレスリリースによると、これは「各メーカーの創業地などの関係から多く流通していたエリアでは、商品名が『ばんそうこう』の代名詞として呼ばれるようになったと言われて」いる背景がある。
最も「傷が多い」「傷が少ない」県はどこだ
傷にも都道府県によって傾向があるという。「直近半年の間にできた傷」について調査すると、「切り傷」が全国的に多く、74.4%だった。
中でも、「何かしらの傷ができた」総合1位は秋田県(98.3%)で、反対に傷が最も少なかったのは熊本県(83.1%)だ。