共同声明が出せない
7月8日に閉幕した?20か国・地域(??G20??)外相会合では、米欧とロシアが激しく対立、共同声明の発表は前回4月会合に続いて見送られた。朝日新聞によると、参加国のうち9か国がどちらの陣営にも属さない第3のグループだった。産経新聞によると、インドなど8か国はロシアに対する経済制裁を支持しなかった。この8か国のうち6か国はロシア非難決議を支持したが、インドと南アフリカは棄権した。
G7(米、英、仏、独、伊、カナダ、日本)では論議がまとまることが多いが、そこに、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、韓国、メキシコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ、欧州連合・欧州中央銀行を加えた20か国・地域によるG20、さらに多くの国々が加盟する国連の会合になると、ロシアのウクライナ侵攻後は、これまで以上に世界の分裂ぶりが鮮明になっている。