フランス菓子の名店「ルコント」は、2022年8月31日までに、東京都内にある営業中の全店を閉店すると発表した。
営業中の羽田空港店、松屋銀座店、日本橋三越店が8月21日、30日、31日と立て続けに閉店する。同店のオンラインショップは7月31日で既に終了。これで、「ルコント」の商品は手に入らなくなる。
フランス人パティシエがスタート
公式サイトによると、ルコントは1968年にフランス人パティシエのアンドレ・ルコント氏が創業した、日本初のフランス菓子専門店だ。同店は2010年に一度閉店したが、13年に新生「ルコント」として地下鉄広尾駅(港区)近くに本店をオープンした。しかし、その本店も21年10月27日で閉店、11月から松屋銀座店をオープンすると同時に告知していた。
子ネズミをかたどった「スウリー」や白鳥型「スワン」のシュークリーム、フルーツケーキには、ファンも多かった。
運営会社の「ベイクウェル」に閉店理由について取材したが、回答は差し控えた。