不要と思われているアプリ
ドコモが「システム制約の差異」と説明した、iPhoneとアンドロイド搭載端末でのアプリ数の違いについても、石川氏に聞いた。「アンドロイドはカスタマイズがしやすく、深いところまでいじれます」と話す。
ドコモの説明では「端末機能」とした、削除できない一部アプリについては、どうだろう。石川氏はドコモの説明のように電話帳や、「docomo LIVE UX」は基本アプリで同じ操作性にするため、削除できない設定になっているのではないかと指摘する。アンドロイド搭載スマホを同じ操作性にする理由は、店頭での説明対応の負担軽減だという。
しかし、ユーザーにとって必要のないと思われているアプリもある。その1つが情報配信アプリ「my daiz」だ。一部ユーザーからは、「中継画面上での存在感が大きいので邪魔」だとの意見があるが、ドコモ側としては、アプリを通して「クーポン配信をしているので、ユーザーのアクセスでの使用があれば収益につながります」。情報発信によって、企業から広告のように収益を得ることができる。そのため標準的に搭載して、外したくないという思惑があるのではないか――石川氏は、こう推測する。