路上でずぶ濡れになりながら
今までフェスティバルやキャンプ場、私の母校・東北福祉大学、また2011年の東日本大震災の後には、「被災地キャラバン」として宮城・岩手県の避難所や保育園などで、おでかけプロレスをしてきました。その中で、過去にこんなアクシデントもありました。
2016年7月9日、東京・新宿の「歌舞伎町シネシティ広場」で行われた「新宿歌舞伎町POPカルチャーフェスタ×絶品グルメ屋台☆祭り2016」で、おでかけプロレスをしました。マットを敷いて試合をする予定だったのが、まさかの豪雨!直前での中止も考えたのですが、せっかく集まってくださったファンの方のためにもと、マットなし・コンクリートの上での「路上プロレス」に変更。安全に気を配りながら、歌舞伎町でジャイアントスイング、卍固めやキャメルクラッチと、ずぶ濡れになりながら試合をしました。
その姿を見た主催者やスタッフの人が、「アイスリボンはどんな環境でも試合ができる」と認識してくれました。その縁でのちに、東京の屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」で、大勢の子どもたちにプロレスを通して「弱い者いじめはダメ」「困っている人がいたら助けよう」と伝えるイベントに参加しました。
「山手線プロレス」も実現しました。大崎駅西口商店会の主催イベント「しながわ夢さん橋」の企画に、JR山手線の電車を一編成丸ごと貸し切ってノンストップ運行する「夢さん橋号」があったのですが、その中でプロレスをしたのです。
そして、今回の浦和美園でのプロレスにも繋がりました。
豪雨の中、試合して良かった(笑)。
久しぶりのおでかけプロレスを通して、「アイスリボンの原点はコレだ」と気付きました。リングがなくてもプロレスの魅力を伝えることができる。これは東日本大震災時の、被災地キャラバンで実感したことです。
プロレスを通してみんなの人生が豊かになりますように!
7月31日はアイスリボン後楽園大会ですよ!
私の誕生日翌日ー!!
宮城県利府町出身。利府町観光大使。
東北福祉大学卒業後、広告代理店に就職。上京後、芸能事務所にスカウトされる。プロレスを題材とした映画「スリーカウント」出演のため、2008年プロレス団体アイスリボンの練習に参加したところからプロレスラー人生が始まる。
2015年アイスリボン取締役選手代表就任。18年には東京スポーツ新聞社制定女子プロレス大賞受賞。21年8月23日デビュー13周年を迎える。
【アイスリボン公式YouTube】
https://youtube.com/user/iceribbon
【藤本つかさ公式YouTube】
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