昭和のフルーツパーラー・百果園が、東京のJR有楽町駅前に続きJR新宿駅東口からも姿を消した。
駅前の一等地で、パイナップルなどのフルーツ串を販売する店として長年、利用された。しかし、2年以上にわたる新型コロナウイルスの影響で町は激変し、3店舗あった百果園にもダメージが及んだ。都内で残るは、上野アメ横商店街の「百果園 上野第一店」のみだが、ここも昨年11月に訪れた時点で休業していた。今の姿を確認しに行くと...。
「クニャーネの店」には行列
ファッションビル「新宿アルタ」近くに位置する「百果園 新宿店」は、ずっと休業だった。それが、「新宿 屋台苑」という施設として2022年8月1日にオープンするという。
同じく休業状態だったJR有楽町駅前の「百果園 有楽町店」は2021年11月時点で、別の店に変わるため工事中だった。J-CASTトレンドは、残った上野第一店と元「百果園 有楽町店」の現状を確認しようと、22年7月28日に訪れた。
まず、JR有楽町駅に降り立った。かつて、改札を出てすぐ目の前にあった百果園の年季の入った建物は跡形もなく、すっかり生まれ変わっていた。「百果園 有楽町店」跡地に新しくできたベーカリー「クニャーネの店」の前には、5~6人が行列を作っていた。