紙製「ブックマッチ」生産終了で「絶滅」 喫茶店でもマッチ見かけない時代

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無料で手に入れるのは容易ではない...

   若者には、「マッチ」はなじみがないだろうか。20代の喫煙者2人に取材した。「もらったことがあるか」質問すると、東京都内在住のAさんは「ない」、沖縄県在住のBさんは「3~4年前に、居酒屋でもらった」と話した。

   小・中学校の理科の授業で、「アルコールランプ」にマッチを使って火をつける、といった経験をした人もいるだろう。しかし、近年では「アルコールランプ」を使わない学校や、「火を扱わない」ケースもあるという。マッチになじむ機会が減っているのだ。

   手に入れる機会は減ったものの、購入は比較的簡単だ。コンビニエンスストアや通販、100円均一ショップで販売されている。また一部の喫茶店でも、マッチを置いている場所はあるようだ。ツイッターでは、「純喫茶」でもらったとの報告や、収集している人の投稿が見られる。

   一方、東京都では2020年4月1日から「東京都受動喫煙防止条例」「改正健康増進法」が施行され、原則屋内禁煙となった。この影響を受けて、都内では喫茶店では禁煙となっているケースが多い。コーヒーを飲みながらマッチでタバコに火をつける――それ自体、都内の喫茶店では難しい時代になった。

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