作っていたのは「大人が思う、こども向け」かも
スペース終了後の二人に、話を振り返ってもらった。しょーたさんは、「『よんぺーくん』制作以前、壁にぶち当たっていた」と明かした際、山下さんに「こども向けと言いつつ、実は『大人が思う、こども向け』を作っていたのかもしれない」と指摘してもらえたのが大きかった、と語る。
しょーたさん「『こどもたちのために』という思いが、実は『自分(大人)のイメージするこどもたちだった』パターンは、恐らくこれからも、油断していたら陥る可能性がある」
だからこそ、やはり「まず自分自身が全力で楽しむ」を大事にし、そして「こどもだましはこどもに受けない」を、今後も考えながら活動していく必要があると感じたそうだ。これまでの活動や考えを、視聴者に向けて話すことで、「改めて、一歩引いた目線から自分を見つめ直すキッカケが出来た」。
山下さんは、「通りすがりのこどもが、つい見てしまうかどうかを判断基準に持つ」という、しょーたさんなりの答えにハッとさせられたと言い、
「『天才だな』と思う方でも、苦悩と努力と決断の繰り返しで最高の作品を創造しているのだと、改めて実感しました」
と総括した。
山下さん「今度は、こども向けコンテンツを作る人を集め、『こども向けとは何なのか!?』というテーマで語り明かしてもらいたいです(笑)」
しょーたさん「共通点がある人で集まって、1つのテーマからお話するというのは、実現したらぜひ参加したいです!今後、作リエのゲストになりたい人にも、自分自身を少し冷静に振り返る機会を頂けるはずなので、『オススメです!』と全力でお伝えしたい」
第3回作リエは、2022年8月3日実施予定。