「サル痘」日本でついに感染者 根絶した「天然痘」が治療のカギに

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リスなどが自然宿主

   加えて、サル痘は、新型コロナウイルスのような急拡大の恐れもないとされている。

   WHOによると、「サル痘」は7月23日時点で、75の国と地域で1万6000人の感染が確認されている。しかし、サル痘感染者の98%超は男性で、ほとんどの症例が、男性と性交渉することを自身で認識している男性の間で発生しているという特殊性がある。

   ANNニュースで26日、サル痘に詳しい岡山理科大の森川茂教授は、「コロナのようには広がらないと思うので、1人の患者さんが出たので非常に危険だというレベルにはなっていません。コロナのように飛沫(ひまつ)で感染するのではなく、かなり近い距離でくしゃみのつばきを直接、浴びるくらいの浴び方をしないと感染しない」と説明している。

   毎日新聞によると、天然痘ワクチンは現在、効果を調べる臨床研究として接種したり、医療従事者に事前に接種したりできるという。現在の感染状況では国民が広く接種する状況ではないようだ。

   サル痘は、主にアフリカ大陸に生息するリスなどのげっ歯類が自然宿主とされている。感染した動物に噛まれたり、感染した動物の血液、体液、皮膚病変(発疹部位)と接触したりすることでも感染するとされている。

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