「世界陸上」報奨金の額が気になる 東京五輪と比べて分かった「現実」

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マラソン1憶円は終了

   五輪ではこのほか、日本オリンピック委員会(JOC)からも報奨金が出た。「金」は500万円、「銀」は200万円、「銅」は100万円。

   今回、20キロ競歩で2位になった池田向希選手は東京五輪で銀メダル、山西選手は銅メダルだった。国際オリンピック委員会(IOC)と日本陸連の報奨金を積算すると、それぞれ大きな金額になる。五輪ではこのほか、所属企業が特別の報奨金を出すケースもある。

   マラソン報奨金はさらに巨額だ。日本陸連は2015年から、マラソンの日本記録更新に1億円のボーナスを授与する制度を導入し、設楽悠太選手が1回、大迫傑選手が2回獲得した。ただし、この制度は、東京五輪のための強化策だったので、すでに終了している。

   今回の世界陸上では、日本選手団は新型コロナウイルスの直撃を受けた。とりわけマラソンは、代表6選手のうち、主力の3人が感染して欠場。日本選手団は監督やコーチなどを含めると、19日朝までに計15人が感染するという異常事態に。マラソンに出場できた3選手は、いずれも上位入賞が出来ず、報奨金の対象外だった。

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