フィギュアスケート男子の羽生結弦選手の動向に注目が集まっている。2022年7月19日17時から「決意表明の場」として羽生選手が記者会見を実施すると、複数メディアが報じた。また、19日付共同通信や中日スポーツ(電子版)は、今後は第一線を退き、五輪などの競技会に出場しない意向だと伝えた。
国内ファンだけでなく、会見の実施を知った海外ファンでは18日から19日にかけ動揺が走っている。ただ、去就がどうなろうとも声援を送り続ける人は少なくないようだ。
会見前の「引退報道」に不満
羽生選手の「決意表明」会見実施の報道は、複数存在する国内外のファン向けサイトで共有されている。
「PLANET HANYU」というウェブサイトは「国際的ファンフォーラム」を掲げている。会員数は8000人以上で、中国語・英語・ロシア語・日本語・スペイン語と多言語対応だ。18日、サイト内の掲示板に記者会見の実施が投稿されると、「(何に関する発表なのか)不安です」(編集部訳、日本のユーザー)、「仕事に集中できない」(米国)と心配そうだ。
競技の第一線を退くとの報道が同サイトで共有された後にも、羽生選手自身がまだ公言していないことから「引退するつもりはないと思います」(米国)と競技への参加続行を願うユーザーが複数いる。また会見に先んじて去就について報じられている状況に対し、報道機関への不満を語る人も。
一方で「決断がどうであれ、ユヅ(羽生選手)がすべてを自分の思うように決めたことを願っています」(ハンガリー)「あなたの決意があなたを幸せにしてくれますように」(マレーシア)と、羽生選手の意思を尊重したいとするファンは少なくない。