「レジスタンス」も活発に
「パルチザン」という用語も頻繁に目にするようになった。
テレビ朝日は6月25日、「『パルチザン』化する対ロシア抵抗活動 親ロ派ら狙い活発化」というニュースを報じた。
24日朝、ロシア軍が占領しているウクライナ南部のヘルソンで親ロシア派の幹部が車に乗り込んでいたところ爆発が発生、親ロシア派で家族・青少年・スポーツ部門責任者のサブルチェンコ氏が死亡した。
親ロシア派勢力は「テロによって殺された」と非難したが、ヘルソン州知事の顧問はウクライナ軍の指示を受けた「パルチザン」が暗殺を実行したと述べた。
パルチザンは、一般的には外国勢力の侵略に抵抗する、一般市民による非正規の軍事活動のこと。ゲリラよりも組織的な抵抗運動を指すことが多い。ナチス・ドイツの支配下に置かれた欧州各地で盛んだった。
非暴力を主とする抵抗は、「レジスタンス」と呼ばれる。第二次世界大戦中、英国に亡命していた仏ド=ゴール将軍による、対独レジスタンスの呼びかけは有名だ。
ロシアが支配下に置いたとされるウクライナ東部地区では、「レジスタンス」(抵抗運動)も活発化していると伝えられている。