コロナ「第7波」も行動制限なしだが... 「病床使用率」悪化の懸念材料

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沖縄は病床使用率6割

   大きな行動制限を行わない、という政府方針の根拠の一つとなっているのが「病室使用率」の低さだ。

   NHKによると、7月6日の全国の使用率は15%にとどまっている。これは重症化しやすい高齢者の多くが3回目ワクチン接種を終えていること、ワクチンを接種していた場合、重症化のリスクが低いことなどによる。3回目のワクチン接種が遅れた「第6波」の時とは大きく状況が異なっている。

   ただし、このデータは、毎週水曜日時点の各県の状況をもとに、毎週金曜日の夜以降に発表されるものなので、実際の感染状況とはタイムラグがある。

   例えば、最も感染が拡大している沖縄県では、6日時点では使用率が47%だったが、県の調べでは14日に60.6%まで上昇している。第6波の時は、「50%を超えると赤信号」とされていたので、すでにその状況に達している。

   産経新聞によると、第6波では病床使用率が週ごとに10ポイント程度悪化し、ピーク時には全国で56.9%となって病床がひっ迫。持病の悪化などで高齢者を中心に多くの死者が出た。

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