安倍晋三元首相が銃撃され、亡くなるという衝撃の出来事から、4日が過ぎた。
ツイッター上では、2013年に登場したスマートフォン向けゲーム「あべぴょん」を思い出す人が多い。安倍元首相をモチーフにつくられたものだ。
特典に応じてバラの花
「あべぴょん」は、自民党公式アプリだ。一定の間隔でジャンプし続ける「あべぴょん」が、雲や板を踏み台に、時にはバネや風船などのアイテムを使って上空を目指す。スマホを左右に傾けると、安倍元首相をデフォルメしたキャラクターを操ることができる。
画面に表示されている足場に着地できないと落下となり、ゲームオーバーだ。それまでに到達した高さがスコアになり、数値によって「新人議員級」や「青年局長級」などの称号が与えられる。また、特典に応じてバラの花が獲得できる。バラを集めると、新コスチュームが手に入るほか、安倍元首相本人や自民党を紹介する「コレクション」ページが読めるようになる。
販売元には、「Takuya Hirai」とある。平井卓也・前デジタル改革担当相の名前だ。
J-CASTニュースは2013年6月27日付で、「配信されると一気に人気に火がついた」と報じていた。リリースから9年が経過した2022年7月12日現在、iOS版のリリースのみになっている。
「ゲーム大好きでした」相次ぐツイート
安倍元首相の死去が報じられると、「スマホゲーム」の存在を思い出した人がツイッターに書き込んだ。「ゲーム大好きでした」「あべぴょんで遊んでいました」との投稿が、相次いだ。また、「遊んでみました」「プレイして追悼する」とゲームアプリをダウンロードする人や、結果画面を共有する人も現れた。
J-CASTトレンド記者も、「あべぴょん」を再インストールし、遊んでみた。前のデータが残っていなかったため、「コレクション」は全く見られない状態だったが、数回プレイした結果、「No.1 安倍総裁ってこんな人」が見られるようになった。そこには、生年月日や経歴など基本的なプロフィールがつづられている。その中には「好きな食べものは、チョコレートのお菓子『ブラックサンダー』」といった、庶民的な一面が垣間見える紹介文もあった。