バラエティー番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)のグッズが当たるくじが登場する。「BANDAI SPIRITS」が2022年7月9日に発売予定の「一番くじ ガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけないシリーズ」だ。
ところが、発売前の7月8日からフリマサイトでは「A賞」の「松本フィギュア―最終形態ver.―」が高額で出品されている。お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんをモデルにしたフィギュアだ。
インパクトあふれるフィギュア
今回の「一番くじ ガキの使いやあらへんで!」は、「ファミリーマート」と公式サイト「一番くじONLINE」で展開予定。くじの希望小売価格は1回700円(税込・以下同)となっている。景品は大別して7種だ。「A」〜「G」賞と、店舗の最後のくじを引くと手に入る「ラストワン賞」を用意している。
A賞の「松本フィギュア―最終形態ver.―」は、松本さんの肉体をわかりやすく筋骨隆々にしたデザインだ。上半身は裸で、膨れ上がった筋肉には無数の血管が浮き出ている。全長は25センチメートルで、くじ公式サイトによると「お部屋に飾ると圧倒的な存在感」とのこと。
またB賞では相方・浜田雅功さんとゴリラの子どもをかけ合わせたデザインの「浜田ぬいぐるみ―子ゴリラver.―」を用意。C賞は、浜田さんを名画「モナ・リザ」のように描いた「ハマ・リザ バスタオル」を景品とするなど、「ガキの使い」ゆかりの品が登場する。
特に注目を集めているのはA賞の松本フィギュア。3月ごろに景品の詳細が公開されると、造形のインパクトに「二度見した」「欲しすぎる」といった反応がツイッター上で相次いでいた。
すでに売っている店舗があるのか
そんな「松本フィギュア」は、くじ発売前のはずの7月8日からすでに「メルカリ」上で少なくとも5件出品されている。価格は2万4999円〜2万9800円と、くじ1回分700円の35倍以上の額だ。ツイッター上の一部では「(高騰ぶりが)すげー」「新たな転売案件ですね」と呆れる声が複数みられる。
別のフリマサイト「楽天ラクマ」での転売はより大規模だ。8日までに30件以上されており、価格は2万1500円〜3万5000円。2体セットで4万6000円というものもあった。
発売日前から転売されている状況。すでにくじを売り出している店舗があるのか調べるため、8日14時ごろ、J-CASTトレンド記者は公式サイトの「入荷予定店舗情報」に記載のあるファミリーマート店舗を訪れた。
東京都中野区内で1店、渋谷区内で1店に行くと、取り扱いはなし。新宿区内の2店では予定と通り「9日以降」に売り出すとの話で、見た限りではくじが買える店はなかった。
なぜフリマサイトですでに出品されているかはわからない。景品が手元にないうちに出品をする「無在庫販売」か、もしくは何らかの形で実際に入手できた「松本フィギュア」が出品されているのか。