これまでに経験のない大きな波
テレビ朝日は、島根県の感染症対策室長・田原研司氏に取材している。
それによると、県の遺伝子解析では、5月から6月にかけてBA.5が拡大。6月に入って、37.8%まで増えた。さらに、最新の数字では76.8%がBA.5に置き換わっている。
東京都は「疑い例」で33.4%。島根はその倍以上になっている。同県では、BA.5がリアルタイムでスクリーニングできているので、現在、感染者の大多数がBA.5だということがわかるという。
感染者は、年代別で見ると、18歳以下が最も多いが、高齢者も増加傾向にある。総じて軽症例が多いという。
「6月中旬からの感染拡大は、これまでに経験のない大きな波と受け止めています」と田原氏は語っている。