日本の音楽シーンを牽引
吉田さんは、「結婚しようよ」「旅の宿」「落陽」などの曲のほか、「襟裳岬」「我が良き友よ」など他の歌手に提供した楽曲も多い。井上さんも「傘がない」「夢の中へ」「心もよう」など自身で歌った曲のほか、「飾りじゃないのよ涙は」など多くの楽曲を他の歌手に提供してきた。
同じようなシンガー・ソングライターに、中島みゆきさん(70)や小椋佳さん(78)がいる。吉田さんや井上さんも含めて、いずれも1970年代にフォーク系のシンガー・ソングライターとしてスタート、その後ジャンルを広げ約半世紀にわたって日本の新しい音楽シーンを切り開き、リードしてきた人たちだ。
中島さんは20年1月、「中島みゆき2020ラスト・ツアー 結果オーライ」をスタートしたが、新型コロナウイルスの影響で同年4月、ツアーを中止している。小椋佳さんはラストアルバム「もういいかい」をリリース、現在「ファイナル・コンサート・ツアー」で全国を巡回中だ。