東京のコロナ感染者また増加傾向 ワクチン2回接種では防ぎきれない

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免疫効果が下がる時期

   東京都の2回ワクチン接種者は、すでに人口の8割を超えている。65歳以上の場合、9割に達している。このため、ワクチン2回接種済みというだけでは、感染対策に不安が残る状況となっている。

   NHKによると、23日に開かれた厚生労働省の新型コロナ専門家会合では、感染者が微増している理由として、ワクチン接種やこれまでの感染によって得られた免疫の効果が時間と共に徐々に下がっていくことが指摘されている。そのため、対策として「ワクチンの3回目の接種をさらに進めるとともに、少しでも体調が悪ければ外出を控えること、不織布マスクの正しい着用、手洗い、1つの密でも避けるといった基本的な感染対策を徹底すること」などが呼びかけられた。

   今後は、全国旅行支援や夏休みで、人の動きが広域的に増えて感染がなかなか収束しない恐れも出ている。

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