東京のコロナ感染者また増加傾向 ワクチン2回接種では防ぎきれない

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   新型コロナウイルスの感染者数が、全国的に横ばいから微増に移る気配が出始めている。東京都では2022年6月26日まで、9日連続で前週の同じ曜日を上回った。感染者の半数はワクチンを2回接種しており、2回では効果が薄いようだ。

  • 3回目のワクチン接種率は、現時点で6割程度
    3回目のワクチン接種率は、現時点で6割程度
  • 3回目のワクチン接種率は、現時点で6割程度

前週の同じ曜日を上回る

   全国の感染者数は、平日の場合、このところ1日1万3000~7000人台が続いている。前の週の同じ曜日を少し上回っていることが多い。

   感染者数が多いのは東京都。26日は新たに2004人が感染し、先週日曜日から382人増えた。前の週の同じ曜日の感染者数を上回るのは9日連続だ。ただし、実数はピーク時の約10分の1にとどまっている。

   気になるのは、感染者の中にワクチン接種者が多いこと。TBSによると、27日は2004人の感染者のうち、ワクチン2回接種者が1062人。1回も接種をしていない人は459人だった。

   25日は、新規感染者2160人のうち、ワクチンを2回接種していた人は1189人。1回も接種をしていない人は450人だった。

   両日とも、感染者の半数以上はワクチン2回接種者となっている。全体の約4分の1はワクチン接種の有無が不明で、3回接種者についてのデータは明らかになっていない。

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