東京五輪「負の遺産」赤字が心配 それでも「札幌に冬の五輪を」の声

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大会施設は閑散

   五輪のたびに指摘されるのが、「負のレガシー」だ。最近の五輪では特に目立つ。

   日刊スポーツによると、2016年のブラジル・リオデジャネイロ五輪では閉幕1年後も、競技施設のほとんどは有効利用されていなかった。選手村はゴーストタウンになり、複数の五輪公園は閉鎖されたまま。

   毎日使われている唯一の施設は五輪のゴルフコースだが、利用料が高く、富裕層しか使えないという。

   18年の韓国・平昌五輪でも「負の遺産」が問題になった。インバウンドのニュースサイト「訪日ラボ」は、「観光」の側面から、平昌のその後を報告している。21年1月4日に更新された記事によると、同五輪では6つの競技会場と開閉会式用のスタジアムを新設するのに加えて、6つの既存施設を改修するのに合計約885億円かかった。

   さらに、ソウルから大会開催地・江陵への高速鉄道などのインフラ整備に約1兆1000億円を投じたにもかかわらず、江陵の大会施設は、今は閑散としている。

   「大会をきっかけに地域活性化を見込んでいた江陵は、いまだに観光地としての賑わいはみられません」と報じている。

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