最終的に転売を減らせるかも
Junさんによると、高額転売を行うユーザー、いわゆる「転売ヤー」の行動は複数の形態が考えられる。
ひとつが、新アイテムの発売後すぐにZOZOTOWN上で購入し、商品到着前からフリマアプリに無在庫出品をするユーザーだ。
ただ、数種類限定アイテムや人気商品の販売時には、「(ZOZOTOWNの)カート内に商品を確保したまま、購入手続きへ進んでいないケースが非常に多い」という。
つまり、カート内に新商品を一旦は入れた後、購入を確定せず転売品の売れ行きを様子見するユーザーの存在も考えられるという。こちらのケースの場合、転売の相場を見て、高額で売れると確信した後にカート内の商品の購入手続きに踏み切ると予想される。
一方で、商品画像の使用制限を行えば、通常のフリマアプリユーザーにとっては購入するか判断するための「検討材料」がなくなるため、転売品が売れなくなる可能性がある。すると、カート内に商品をキープしていた「様子見」ユーザーも、「売れないなら諦める」と判断し、大量保有していたアイテムを在庫にもどし得る。
こうした流れから、今回の対策を通して「最終的に転売は減るのでは」と考えたという。これまではSNS上で自由に使ってほしいとの思いから、画像の使用制限は設けていなかったとのことだ。