ヤマダデンキ男性用トイレに「サニタリーボックス」 SDGs達成を意識

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   サニタリーボックス(汚物入れ)を、男性用トイレに設置する動きが広がっている。

   家電量販店「ヤマダデンキ」では、2022年7月1日から順次、店舗内の男性用トイレ個室にサニタリーボックスを導入する。年内での全店舗設置を目指す。

  • 「家電住まいる館YAMADA 岡崎本店」で従業員が設置したサニタリーボックス(画像はヤマダホールディングスのリリースから)
    「家電住まいる館YAMADA 岡崎本店」で従業員が設置したサニタリーボックス(画像はヤマダホールディングスのリリースから)
  • 「家電住まいる館YAMADA 岡崎本店」で従業員が設置したサニタリーボックス(画像はヤマダホールディングスのリリースから)

尿漏れパッドやおむつの廃棄に

   ヤマダホールディングスの6月20日付発表によると、昨今、前立腺がんやぼうこうがんの治療や加齢により、尿漏れパッドや大人用のおむつを着用している人が、外出時にパッドやおむつの廃棄場所に苦慮するケースがみられる。男性用トイレへのボックスの設置は、そうした人への配慮だと説明している。

   また、性的少数者(LGBTQ+)が生理用品を捨てるのに利用するケースも想定しているという。今後も、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた社会課題に取り組むとのことだ。

   自動車ディーラー「トヨタモビリティ東京」でも、同様の動きがみられる。「勝島店」(東京都品川区)の公式スタッフブログ(3月24日付)によると、顧客用の男子トイレにサニタリーボックスを設置した。「男子トイレにサニタリーがなくて困っている」と報じるインターネット上の記事をみかけ、導入を考えたという。

   同社の「品川西五反田店」も5月14日、尿漏れパッド利用者に配慮し、多目的トイレにサニタリーボックスを設置したとスタッフブログで告知した。

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