「Internet Explorer」終了で「お墓」 27年の歴史をしのぶ人たち

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「ポケベル」葬式に「Windows」の墓

   ネット・デジタル社会の進歩に貢献してきたツールが終了し、それを「弔う」ケースはIE以外にも事例がある。

   基本ソフト(OS)「Windows」シリーズにも、歴代の墓が存在する。東京都八王子市のパソコン(PC)販売・処分を行う会社「いっとく」本社前に設置されている。J-CASTトレンドでは、この墓地について2019年6月10日に記事を公開している。

   サポートが終了している「Windows 98」、「XP」の墓と、「2000」や「VISTA」など複数のOSをまつった「共同墓」の計3基があるという。

   iPhoneが2008年に登場してから、約14年がたった。「iPhone以前」は多くの人が使用していた「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」も、その立場をスマートフォンにとって変わられた。

   NTTドコモは自身のサービスに敬愛の情を込めて、「卒業式」を実施している。26年3月で終了予定のネット接続サービス「iモード」の卒業公演動画を、22年3月4日に公開した(6月17日現在は非公開)。

   プレスリリースによると、歴代400台以上のガラケーが登場。その当時の流行や人々の思い出を、ガラケーの着信音・動作音が奏でる「仰げば尊し」と「歓喜の歌」で振り返る動画だった。

   ガラケーよりも前に活躍していたポケットベル(ポケベル)は、「葬式」が行われた。

   2019年9月30日でサービス終了したポケベルのために、東京のJR秋葉原駅前では「みんなのポケベル葬」が、前日29日に実施されたのだ。この日の朝日新聞によると、主催は東京都葬祭業協同組合だ。遺影に使われた「1141064」は、「愛してるよ」という意味。2時間半の催しには、約300人が参加したという。

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