食べたはずなのに減っていない
山下さん「40匹、完食しましたね!」
J太「...あと20匹いきます!」
まだやれるぞ、J太は。今日のためにがんばって準備をしてきたのだ。せっかくだから、もう少し挑戦したい。
新たに20匹を皿によそおう。どれぐらい減ったかな?とストックのウインナーたちを見ると、初期状態から全く変化があるようには見えない。乾いた笑いが出てくる。
J子「あっ、私ピーマン食べますね」
どうかウインナーも食べてください。
というわけで、41匹めを口にポイッ。完全に飲み込むまで1分近く。正直、あと19匹を食べられる気がしないけれど、気合だけで乗り切ってやる!
J太「あれ?」
山下さん「どうしました?」
J 太「さっきから1匹食べ進めるたびに、残りのウインナー数を数えているんですけど、何回カウントしても残り14匹のままなんです」
J子「もうダメみたいですね」
「これだけ苦しいのだから、だいぶ食べ進めたはずだ」という弱った心が見せた幻覚なのか、異空間に閉じ込められたのか。