「監獄レストラン ザ・ロックアップ」の「TOKYO」店(新宿区)が、2022年7月31日に閉店する。「ロックアップ」の最後の1店舗で、閉店に伴い全店が閉まることとなる。
ロックアップは、監獄をテーマにした「エンタメレストラン」。客は「囚人」として「収監」され、接客を受けることで知られる。
閉店の経緯は
閉店は、運営会社の「パートナーズダイニング」(新宿区)が6月9日に発表した。発表文によると、ロックアップは1999年、1号店を京都にオープン。客は「ポリス」(案内係)に手錠をかけられ、鉄格子が設置された「監獄個室」に案内される。
注射器に入ったドリンクや、「モンスター」を模したハンバーガー、「目玉」が乗ったスイーツなど、独自のビジュアルのメニューを提供している。「TOKYO」の閉店により、23年の歴史に幕を下ろす。
J-CASTトレンドは、パートナーズダイニング広報に取材した。ロックアップは、最大時には全国に20店舗を有していたという。
閉店に至った大きな要因のひとつは「コロナ禍での休業や時短営業」と話す。
同店は「エンタメレストラン」として、アニメ作品とのタイアップイベントやハロウィーンといった季節ごとの独自企画を行ってきた。これらのスケジュールは店舗の通常営業と並行して組んでいるという。
「コロナ禍でスケジュールが読めなかったり、いったん組んでも休業になってしまったりと、この2~3年は非常に難しかったです」
と担当者は話した。