「AI茂木健一郎」の「ニーチェみ」が増す 「きみとロボット」展が面白い

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夏目漱石、美空ひばりが

   「Zone2-2」は「こころって、なんだ?」がテーマ。ロボットと触れ合うことで芽生える思いや感情を通して、人間の「こころ」について考える場だ。ソニーグループの「aibo」といったペット型のロボットが目につく。

    こちらから手を出さないと「消毒液を噴出する」といった役割を果たせない「iBones」は、印象的だ。「人間が補助する」を前提としたロボット。見た目からして弱々しく、思わず助けてあげたくなる。こちらは宮田さんの「お気に入り」らしい。

人間が手助けするロボット「iBones」
人間が手助けするロボット「iBones」

   「Zone2-3:いのちって、なんだ?」。夏目漱石そっくりの見た目をしたアンドロイドや、故・美空ひばり氏の歌唱を再現できるAIなど、「いのち」について考えさせられる展示が並ぶ。

   19世紀のドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェを模したAIもある。隣にはなぜか、脳科学者の茂木健一郎氏を再現したAIを設置。両者の発言は互いにリンクしており、ひたすら小難しい会話を続けている。こうした個人の考え方や価値観を再現したAIは「デジタルクローン」と呼ばれることが多いという。

茂木健一郎氏(左)とニーチェを再現したAI
茂木健一郎氏(左)とニーチェを再現したAI
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