ゴールドウインの社外取締役
大企業の経営に関与する元五輪選手もいる。WWDJAPAN.comによると、ゴールドウインは22年4月27日、社外取締役に元陸上選手の為末大氏が就く人事を発表した。
6月23日の株主総会、取締役会を経て就任する。アスリートとしての経験だけでなく、社会課題を解決するための活動にも積極的な為末氏の知見を経営に生かす、という。
為末氏は1978年、広島県生まれ。400mハードルでシドニー、アテネ、北京のオリンピックに出場し、世界選手権では2001年のエドモントン大会、05年のヘルシンキ大会の400mハードルで銅メダルを獲得した。12年に現役引退後は自身で会社経営もしている。
著書も多い。陸上競技関係のみならず、『負けを生かす技術』(朝日新聞出版)、『諦める力 〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉』(プレジデント社)、『生き抜くチカラ ボクがキミに伝えたい50のことば』(日本図書センター)など人生論関係も目立つ。スポーツだけでなくビジネス、社会貢献など多彩な活躍を続けている。