横浜中華街の老舗中国料理店「聘珍樓(へいちんろう)横濱本店」本店を経営している法人が、2022年6月2日に破産開始決定を受けた。企業信用調査を行う「東京商工リサーチ」が同日、発表した。
同店は22年5月15日に閉鎖していたが、公式サイトでは新店舗への移転準備を示唆していた。
閉店から半月程度で
1884(明治17)年に創業した「聘珍樓 横濱本店」は、J-CASTトレンドが2022年3月23日に報じた時点では日本最古の中華料理店だった。この時、「新店舗への移転を準備している」と説明していたが、移転先や予定日は店舗閉鎖後も明かされていなかった。
東京商工リサーチによると、「コロナ禍の長期化などもあり、経営環境は好転せず債務の支払いが滞り」、5月に閉鎖を発表。しかし「債権者から破産を申し立てられ」、6月2日、横浜地裁より破産開始決定を受けたとのこと。「聘珍樓 横濱本店」以外は別法人が経営している。
ツイッター上では、「閉店ではなく破産なの?」「ショック」と衝撃を受けている人の様子が見られる。また、「移転はないの?」「移転じゃなくて破産だったのか」と、当初発表されていた移転が実現しなかった点に触れる投稿があった。