「ラージグループ」重視のわけ
一方で、筆者が以前インタビューした久保竜彦氏は、こう指摘していた。
「パッと(日本代表に)入ってすぐに結果を出す選手って、よっぽどのスーパースター」
実際に、三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)は代表で結果を出すのに時間がかかったし、古橋亨梧(セルティック)はまだ、残せていない。
もちろん、見ている側からすれば、「古橋をベストのポジションで使っていない」となるのだろう。だが森保監督からすれば、古橋ありきではなく「日本代表のベース、コンセプトが大前提」のはずだ。それを徹底させるための「ラージグループ」の重視だと推察できる。
さらに言えば、古橋が活躍しているのはスコットランドのリーグ。さらに上のレベルで活躍している南野拓実(リバプール)や鎌田大地(フランクフルト)も、与えられたポジションでプレーしている現状を見れば、全選手が適応していくしかない。