キャンディーメーカー・カンロ(東京都新宿区)のSDGsの取り組みが、ユニークだ。
食品ロス削減の必要性が叫ばれる昨今、商品として販売出来ないアメを生まれ変わらせた「アロマスプレー」「マスクスプレー」を試作。また、キャンディーで出来た「食べられるストロー」を開発中だ。
アメからエタノール精製
「アロマスプレー」「マスクスプレー」はカンロが、研究開発型スタートアップのファーメンステーション(東京都墨田区)をパートナー企業にして、開発に取り組んだ。カンロのアメを発酵・蒸留することで、高純度・高品質のエタノールを精製。それを活用したのがスプレー2種だ。ただし、これはあくまで試作品とのこと。
アメから生まれたエタノールを利用した商品としては、今夏以降にウエットティッシュなどの日用品を開発し、直営店「ヒトツブカンロ」で販売する予定だ。