「元ギャル」嫁と姑の仁義なきバトル 好きな人の母まで愛せるか

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【明日のベストセラー(56)】

「気分に合わせて音楽のプレイリストを選ぶように、漫画も気分に合わせて楽しんでほしい」

   漫画のクチコミサービス「マンバ」(東京都港区)が、今この時期に読むのにピッタリな作品を紹介する「明日のベストセラー」。 5月は「母の日に読みたい家族を描いたマンガ」というテーマでピックアップする。

  • 「東大くんと元ギャルさん~格差婚ロワイヤル~」
    「東大くんと元ギャルさん~格差婚ロワイヤル~」
  • 「東大くんと元ギャルさん~格差婚ロワイヤル~」

東大卒のエリートと庶民ギャルの格差婚

   第56回は、上流階級に生まれたエリートと愛し合う庶民育ちのヒロインが、結婚をめぐり姑と熾烈な戦いを繰り広げる「東大くんと元ギャルさん~格差婚ロワイヤル~」(著・あいだ夏波)。

   ヒロイン・真夏は、居酒屋で働く「気っ風のいい元ギャル」。店を訪れた東大卒のエリート・秀太郎が忘れたスマホを届けたことがきっかけで、2人の関係が始まる。そんな彼らの結婚を阻もうと、秀太郎の母があの手この手で立ちはだかるのだが、防犯カメラの映像を捏造したり、居酒屋への融資を止めたりと、その悪役ぶりは圧巻。

   一方の真夏は、どんな困難な状況でもくじけない、一本芯の通った気持ちのいい女性で、不条理な姑の行いには反撃するが、心を閉ざしたりいじめ返したりはしない。「自分はまだ姑のことを全然知らない」と客観的に現状を見つめ、交流の先に温かい未来があることを諦めない姿は力強くかっこいい。気になる嫁姑バトルの行方だが、2巻の最終話で「第1ラウンド」の決着がつく構成となっている。これから読む人はぜひ、2巻までまとめて一気に読んでほしい。第1話はこちら

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