■短期集中連載「SNS改革」(第4回)
SNSマーケティング支援を手掛けるテテマーチ(東京都目黒区)の力を借り、J-CASTトレンド(以下、トレンド)公式ツイッターアカウントを改革する様子を数回に分けて伝える本連載。
運用改善された手応えあり...のはずが
記者による「オリジナル投稿」とは、例えば以下のような形だ。
昨日は #さくらの日 だったんですよね~
— J-CASTトレンド【公式】 (@jcast_trend) March 28, 2022
この土日でどこにも行けなかった(ほぼベッドから出られなかった)J子に、桜写真を恵んでください......本当に今年、桜を全く見ていない......!
桜餅とか、おいしい写真はダメですよ!!お昼ごはんこれからなんだから!!!
桜を見ていない、14時を過ぎても昼食を取っていない、といった「自虐」を交えつつ、フォロワーに行動(リプライ)を促している。画像無し、文字だけのツイートだったが、15リプライがついた。
このように、フォロワーとのやりとりを目的としたツイートを、主に昼過ぎや夕方に、毎日1回以上投稿した。毎朝8時ごろに投稿する、挨拶とは別だ。
記事紹介ツイートや、記者による独自企画(製麺機のある生活、Jミーのアイスタイム)は継続している。記事を画像化して紹介する「画像ツイート」は、作業時間が多く取られるのに、反響がさほど得られないため、一旦止めた。
記者としては、オリジナル投稿を通じたフォロワーとのやりとりが増え、ツイートへの反応も増した体感があった。何より、日々コンスタントにネタを考え、オリジナル投稿をするのは、思った以上に骨が折れた。苦労した分だけ、アカウント全体のエンゲージメントが大きく改善されたはず――。
半月分の運用データを、テテマーチ社に意気揚々と提出した記者。しかし分析を担当した、ふくままさひろさんからは、こんな総評が。
「前回分析した22年1月のデータと比べ、インプレッション(ツイート表示回数)の平均値が500上がっています。ただ......『劇的に変化した』とは、言い難いですね」