「iPhone」中高年は買わない ガラケーから乗り換えでAndroid選ぶワケ

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高額でも若者がiPhone選ぶ理由

   相談に来る顧客からは、次のような発言をよく聞くと鮎原氏。

「私はもうAndroidで『十分です』」

   この言葉に表されるように中高年の相談者は、iPhoneに対して「若い人が持つおしゃれな機種」「使いこなすのが難しそう」といった手の届きがたいイメージを持ち、敬遠していることが多いと話した。

   一方で、「値段の高さ」は若者にとっても購入に際しての敬遠要因にならないのか。鮎原氏によると、若年層はスマホに対する「依存度」が高く、そこに中高年層との差異がある。

   SNSで共有するため「映える」写真を撮りたい、周りが使っているから、Androidスマホよりもオシャレなケースの種類が多いから――。こうしたスマホへのこだわりから、iPhoneを選ぶのだという。

   加えて、「初めて手にした携帯電話がスマホ」という世代では、ガラケーに慣れた中高年層と比べて、携帯電話料金の高額化に違和感を持ちづらいと分析する。

   仮に通信料金とiPhone本体の分割代金をあわせて月々の支払いが1万円に達しても、「そんなもんだよね」と感じるため、値段を理由に若年層がiPhoneを避けるケースは中高齢層よりも少ないとした。

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