ショップの店員に勧められ
多いのは、中高年層が「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯電話からスマホに乗り換え「デビュー」するケースだ。ITに詳しくなく、スマホへのこだわりもない利用者にとって、シャープの「AQUOS sense」シリーズのように低価格帯のAndroidスマホを携帯電話ショップの店員に勧められ、そのまま買う傾向があると鮎原氏は説明する。
例えば、4月28日発売の「sense6s」のau(KDDI)版は本体価格が4万470円だ。これに対して、現行のiPhoneで5万円を切る機種はない。
さらにiPhoneシリーズでは、「iPhone 13」のように10万円前後の端末が多いが、以前のようにカメラ機能の大きな改善や指紋認証機能の搭載といった「わかりやすい進化」がないため、値段ほどの価値があるのかITに詳しくない中高年層にはわかりづらいという。そのため、iPhoneを避けることが多いとみる。