「食品ロス」を減らす
最近の諸物価値上げには、原油など資源価格の高騰、円安、ウクライナ情勢、コロナなどの要因が絡み合っている。日本ではまだ消費者物価は前年同月比で2%ほどのアップだが、企業間の取引を示す企業物価は一足先に10%も上がっている。今後、消費者物価に波及する可能性が高いとされていることもあり、各メディアでは「生活防衛」「節約」に関するニュース記事が目立つようになっている。
「値上げ時代の食費節約術 『買い物は3日に1回』で家庭の食品ロスゼロも実現」(マネーポストWEB、5月16日)
「カギは『通信費』と『食費』 値上げラッシュに耐える節約術 見直しで月数万円もお得に!」(夕刊フジ、5月13日)
「これだけで電気代が月1200円安くなる 値上げラッシュをどう乗り切る?」(CBCテレビ、5月13日)
マネーポストは「食品ロス」を減らすことを提案。「食料品は、平均で1~2割値上がりしているが、一般的に購入した食材の1~2割が捨てられていることを考えると、買ったものを使い切ることで相殺できる可能性が高い」と提案する。
夕刊フジは、携帯電話料金に注目。節約アドバイザーが「大手キャリアでなく格安SIMへの乗り換えを」と勧めている。
CBCは「圧力鍋で野菜を蒸しまくるしかない。30分炊かないといけないのが5分で炊ける。短縮できるのでガス料金は単純に減ってくる」という主婦の声を紹介している。