物価高は「節約」で乗り切れるか 賃金アップはいつになるやら

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   サントリーのペット飲料、スシローの回転ずし――相変わらず身近な商品の値上げ発表が続いている。そうした中で、いかにして暮らしを守っていくか。このところ、各種メディアで「節約術」に関する記事が目立つようになっている。

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回転ずしやペットボトル飲料も値上げ

   サントリー食品インターナショナルは2022年5月16日、緑茶「伊右衛門」など165品目を10月1日出荷分から値上げすると発表した。朝日新聞によると、値上げ幅は希望小売価格(税別)で6~20%。大半の商品で今より20円引き上げる。対象はペットボトルとボトル缶入りの商品で、全品目の約6割に及ぶ。

   ペットボトルの原料や砂糖、コーヒー豆の価格が、円安傾向もあって上昇していることなどが理由だ。500ミリリットル前後が中心の小型ペットボトルの希望小売価格を引き上げるのは1998年3月以来、約24年ぶり。

   回転ずし大手の「スシロー」を運営するフード&ライフカンパニーズも9日、にぎりずしなど一部メニューを10月1日から10~30円値上げすると発表した。毎日新聞によると、1984年の創業以来、最も安いすしは1皿税抜き100円を維持して集客につなげてきたが、値上げに伴い終了する。食材の調達費や物流コストの上昇を価格に転嫁せざるを得なくなったという。

   これらの例でもわかるように、値上げラッシュの中で、早々と10月以降の値上げまで公表される深刻な事態となっている。

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