東京ディズニーリゾートは、パーク内の施設を時間指定で予約できる有料の新サービス「ディズニー・プレミアアクセス」を、2022年5月19日に開始する。
対象は東京ディズニーランド「美女と野獣"魔法のものがたり"」、東京ディズニーシー「ソアリン:ファンタスティック・フライト」。パークチケット1枚につき、1施設・1人分で2000円となる。メディア向けに公開された2022年5日13日、J-CASTトレンドが実際に体験した。
係員がいる地点に直行できる
入場後に公式アプリ「東京ディズニーリゾート・アプリ」から購入できる。「ディズニー・プレミアアクセス」を選択後、チケット、施設、時間を順番に選択し、最後にそれぞれを確認して購入する。同時に複数施設分の購入や、パークチケット1枚で複数人分の購入はできない。3歳以下の場合、同行者が購入していれば、利用可能だ。
記者が体験したのは、「美女と野獣"魔法のものがたり"」だ。通常の入場者は、城の外門をくぐる前から並ぶことになる。
しかし、「ディズニー・プレミアアクセス」の購入者は、ほとんど並ぶことなくアトラクションに乗れる。まず、購入者は施設入口で読み取り機にパークチケットまたはアプリの二次元コードをかざす。機械にあるライトが「グリーン」に点灯したら、アトラクションにつながる通路の先に進む。係員のいる地点まで、迂回することなく直行できるため、かなり早く進める。係員のチェック後は、通常の入場者と合流する。
「ファストパス」は休止中
人気のアトラクションは、日によっては2時間待ちになることもある。パークチケットと食事や宿泊がセットになったプラン「東京ディズニーリゾート・バケーションパッケージ」のサービス「アトラクション利用券」でも、「ディズニー・プレミアアクセス」と同様に時間指定と係員のいる場所まで直行するルートを使える。ただし5月17日現在、大人1人当たり4万5000円からと高額だ。
また、「ディズニー・プレミアアクセス」に類似するものとして、無料の優先サービス「ディズニー・ファストパス」があったが、現在休止している。そのため、早く人気アトラクションを楽しみたい場合には「ディズニー・プレミアアクセス」が有効だと感じた。
なおオリエンタルランド広報は、「ディズニー・プレミアアクセス」は時間が自由に選べるため、「新システムはファストパスの有料化ではない」と話した。
キャンセルは不可。またチケットの発行枚数には上限があり、割合で販売枚数を決定するとのこと。