Z世代によるマーケティング研究室「lookey(ルーキー)」が、2022年6月1日に始動する。SNSマーケティング支援を手掛けるテテマーチ(東京都品川区)のプロジェクトだ。
同社は、1995年~2010年に生まれた世代を「Z世代」と定義。今後「需要の主役となっていく」層だとし、企業とつなぐための情報発信や提案を行う。
「Z世代はこういうもの」と決めつけないで
「lookey」には、テテマーチのZ世代社員と現役大学生のインターンスタッフが携わる。構想や検証、クリエイティブやプランニングまで、Z世代のメンバーがリアルな感性を駆使して支援する。
例えば、等身大の消費者目線で「どういうブランドだったら、買いたくなるか?」を考え、価値観を言語化して伝える。その情報をもとに、企業がマーケティング活動に反映する、という流れだ。
lookeyに参画するZ世代メンバーを取材した。テテマーチのプランナー・川又潤子さんと、22年3月からのインターン生である武井捺さんだ。
二人は、Z世代の価値観が非常に多様であると指摘した。「Z世代はこういうものだ」と決めつけたり、ひと括りにしたりしないことが重要だと語る。現在、専門学校生である武井さんは、「同世代の友人と話していると、色々な個性や感性があると気付かされる」とし、
「Z世代がどんな価値観で物事を見て、考えて、最新トレンドを追いかけているのか。それらを情報としてまとめ、発信したい」
と意気込みを語った。