慣れない仕事に新しい人間関係...、新しい環境での日々にようやく慣れてきた新社会人たち。そんな彼らが先輩や上司に失望した言葉とは――。
ソニー生命保険(東京都千代田区)が「社会人1年目と2年目の意識調査2022」を2022年4月21日に発表、調査には「社会人 1 年生・2 年生のやる気を奪う先輩のセリフとは?」という項目が含まれていた。
「やる気ある?」よりイヤな言葉
すでに今の仕事を続けて長い人や仕事に慣れきった社会人たちは、新しく入ってきた社員に対する期待や思うように動かないもどかしさや焦りからつい厳しい言葉をかけてしまった経験もあるだろう。しかし、その何気ないひと言は、新人のやる気を奪っているかもしれない...。
ソニー生命保険の調査では、先輩社会人に言われたらやる気を奪われてしまうセリフをランキング形式で上位10位までを発表した。1位は「この仕事向いてないんじゃない?」で32.1%、2位は「もういいよ、別の人にお願いする」で25.3%、ついで「やる気ある?」が25%となった。さらに、「そんなことは常識でしょ」、「私が若いころは〇〇だったのに」、「前にも言ったと思うんだけど?」などが続く。
調査は、社会人1年生と2年生を対象にインターネット調査を実施。有効回答数は、1年目と2年目がそれぞれ500サンプルずつで計1000サンプルとなっている。
実際に言われた経験は?
実際にこのような言葉を投げかけられた経験はあるのか、J-CASTトレンドは、新社会人から2年目の新入社員に聞いてみた。
現在事務職にいる2年目の女性Aさんは、営業部在籍中に先輩から言われた「この意見はいいと思うけど、うちの会社だと難しいかな」という言葉を挙げた。ある議題に対してアイデアを聞かれた際の返事だ。Aさんによると、会社の動きとして「一部の人の意見しか聞いてないんだな」と思わせられることが多々あるそうで、それが前述の発言でやる気を奪うことになった大本だとも話した。
4月から社会人になった女性Bさんは、サービス業だ。今のところ、会社の先輩や上司に何かを言われたことはない、そのため「どホワイトです」と笑う。
しかし、学生時代のアルバイトでは苦労したそうで「あなたはできないと思う」と面と向かって言われたことがあった。ミスをしてしまった時に「もう上がっていいよ」、「別の人に任せるからやらないでいいよ」と言われたときには「じゃあやらなくていいや」と最低限のやる気になってしまったと話す。