オリックスが株主優待制度を、2024年3月に廃止する。2022年5月11日の発表後、ツイッター上では株主らしきユーザーから、こんな嘆きが続出した。
「オオサンショウウオがもらえなくなる」
グループ企業経営の水族館グッズ
オリックスは2015年、「ふるさと優待」という株主優待制度を開始。カタログギフト方式で用意された、同社取引先の取扱商品の中から、5000円相当の名産品1点をもらえる。
商品のひとつが「オオサンショウウオぬいぐるみ」(LLサイズ)だ。もともとは、グループ企業・オリックス不動産が経営する「京都水族館(京都市)」で販売されている。茶色みがかった大型両生類そのままの見た目だ。
2021年度の「ふるさと優待」のカタログでは、商品の種類は数百を数え、「牛たん詰合せ」「クルマエビ」「明太子」など目を引くものが多い。そんな中、「オオサンショウウオ」が話題となるのはなぜだろうか。