「マトリックス」新作のままの世界
いしたに:さてさて、4月、ゲーム業界である意味いちばん大事なトピックスがありまして、「UE5」が発表されました。ゲーム知らない人は、「マトリックス」の新作の、あのCGを作ったやつという理解をしてもらえれば、とりあえず結構です。ゲームの発表ではなく、ゲームエンジンの発表ということですね。
はつめ:ゲームだけじゃなく、3DCGを作るための最新ツールってところですかね。
いしたに:ええ、今時のゲームって、ホントにゼロからすべてを作ることは少なくなっていて、こういうゲームエンジンと呼ばれるものを使いながら開発を進めていくのが主流です。もちろん、同じゲームエンジン使っても、同じゲームにはならないのですが、それが新しくなると、一気にできることも増える。それで注目されているわけです。
はつめ:UE5のウェブサイト見たんですけど、「これ写真じゃないの」っていうのいっぱい出てきて、びっくりしちゃった。
いしたに:UEは、正式名称は「UNREAL ENGINE」です。今回のUE5に合わせて、とあるデモも公開されていましてね。それが「City サンプル」なんです。まあ、要するに「マトリックス」新作のままの世界がデモとして使えてしまうという衝撃。
はつめ:現実よりきれいじゃん。人の目で見るよりきれい。
いしたに:いやあ、なんかね。「マトリックス」はもう現実なんだなとかおかしなことを思ったりもする程度には、どうかしているデモです。
はつめ:何が起きるかって簡単に説明すると、これから出てくるゲームやCG映像のクオリティーがとんでもなく上がるってコトですよね。
いしたに:そうです。ただ、今回デモとして使えるデータもセットで公開されたため、そのデータでいきなりみんな動画作り始めてましてね。例えば、これです。
はつめ:これ見た~!!
いしたに:「バイバイン」の怖さが体感できるよね。
はつめ:そりゃ、ドラえもんもすげえ顔するわって思う。
いしたに:これは動画なんですけど、UE5なので、ゲームだと動画じゃなくて、そのままこの世界の中で動けてしまうわけですよ。
はつめ:早くフルダイブさせてください。