ロシアの侵攻で肥料高騰 食料輸入に加え国内の農業生産もピンチ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

価格は2倍超に

   「肥料危機」は日本だけの問題ではない。ナショナルグラフィックはすでに3月29日、「ウクライナ侵攻による食料危機、最大の脅威は『肥料不足』」という記事を公開している。

   それによると、ウクライナ、ロシア、ベラルーシは食料だけでなく、大量の窒素肥料とカリウム肥料の輸出国。記事の中で、米ワシントンにある国際食糧政策研究所(IFPRI)のシニアアナリストであるデビッド・ラボード氏は、「食料システムが直面している最大の脅威は、肥料取引の崩壊です。小麦の影響が及ぶのは数か国ですが、肥料問題は世界中のあらゆる農業従事者に及び、小麦だけでなく、すべての食料生産を減らす恐れがあります」と警告している。

   5月1日の日本経済新聞も「肥料高、食糧危機に波及」という記事を掲載。「価格2倍超、ロシア侵攻で供給後退」「収穫減り新興国に打撃」「日本の食卓にも影」と、肥料高が生産停滞や食品価格の値上がりなどに直結し、影響は全世界に拡大、これから一段と深刻化する恐れがあると指摘している。

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