昔懐かしのポーズが、ちょっと変わって再ブーム? 世界では「Y2K(2000年代)ファッション」が最近注目されているが、日本でも平成のギャル文化が復活、またも流行しているもようだ。
ローライズやルーズソックスなど、20〜30年前のファッションが再び注目を集める中、「ギャルピース」と呼ばれる、日本発祥とされるポーズもまた、流行の兆しを見せているという。
「ポーズがちょっと違う気がする」
実は「ギャルピース」が今、はやっているのは韓国だ。腕を体の前方に伸ばし、逆さ向きにVサインをするポーズを指す。
このポーズは、人気インフルエンサーのkemioさんが動画のオープニングに行なうなど、近年日本でも使われてはいた。だが、大流行していたわけではない。それがなぜ、韓国で――。
火付け役は、韓国のガールズグループ・IVEの日本人メンバー、レイさんだ。IVE は2021年12月にデビューしたばかりだが、注目度は高い。レイさんが「ギャルピース」した写真を2021年12月7日に公開後、韓国のアイドルが同じポーズを取り入れ、写真をSNSにアップするケースが増えたのだ。
韓国での報道によると「1990年代に日本で流行ったピース」。ただ、インターネットで探しても、当時全く同じポーズがはやったという情報は見当たらない。ツイッターでも、「やっていた」「少し違う」と、意見が分かれていた。
当時10代だった複数人に聞いたところ、皆「ポーズがちょっと違う気がする」。話を総合すると、当時の流行は「eggポーズ」と呼ばれるもの。腕を体より前方に伸ばし逆さ向きに手のひらを開く、あるいは「ピースサイン」を顔の真横に添えるのだ。その際、さまざまな向きのピースサインがあったという。これらが混ざって、レイさんの「ギャルピース」と同じポーズを当時やっていた人がいた可能性はある。