かつて世界一だったスマホOS
スマホ以前の携帯電話では、世界シェア首位だったのがフィンランドのメーカー・ノキアだ。「ガラケー」と言われる従来型の携帯電話の時代から、「Symbian(シンビアン) OS」を使用していた。2011年5月20日付の日本経済新聞は、前年のスマートフォンOSの市場シェアで、シンビアンが1位だったと伝えている。
しかし同記事は、2011年2月にノキアがシンビアンを「捨てる」決断をしたと言及。「米マイクロソフト(MS)との提携により、MSのスマートフォンOSを優先して使い、さらに両社がOSを共同開発すると発表」したことを報じた。かつての世界一OSも、2022年の今では見る影もない。
米モジラの「Firefox OS」も、かつて存在した。2014年にはau(KDDI)から「Firefoxスマホ」が登場したが、16年に開発終了と、CNET Japanが同年2月8日に報じている。